食の物語STORY
薬膳 × カレー
奈良で24代続く漢方店が調合するスパイスカレー
鹿珈の人気No.1メニューのスパイス・キーマカレープレートは、辛さの中に旨味あふれるスパイシーな味わいの薬膳カレーです。菊岡漢方薬局監修のカレー粉を使用しています。
ならまちの菊岡漢方薬局さんは24代に渡り、中国から伝来した漢方と蓄積した知恵をもって、地域住民の健康を支えてきました。
漢方は体質改善や体の調子を整え、病気になりにくい体になるよう手助けしてくれます。菊岡さんのきめ細かな相談、その人にあった調合は、一朝一夕ではできないものです。
また、鹿珈の人気メニュー『薬膳キーマカレー』をご家庭で再現できる、『鹿珈の薬膳カレー粉』を店舗でもオンラインショップでもお買い求めいただけます。
体を温める作用のあるスパイスを中心に、21種類配合しており、継続的に取り入れていただくことで身体の巡りを良くすることに役立ちます。カレー粉から作るカレーは、市販のカレールゥを使うより脂質や添加物が少ない上、漢方を丸ごと食べられる健康的な薬膳料理です。薬膳キーマカレーの他に、カレー粉を使ったホテルの料理長考案のオリジナルレシピを公開しており、気軽に日々の食事に取り入れていただけます。
大和大鉄砲大豆
奈良の在来種「大和大鉄砲大豆」の復活
鹿珈のソフトクリームやデザートに使用する豆乳は、奈良の在来種「大和大鉄砲大豆」から作られています。大和大鉄砲大豆は名前の通り、一般的な大豆より粒が大きく、タンパク質を感じる、甘く濃厚な豆乳に仕上がります。
製造している大和郡山市の三木食品工業さんは、現社長の近藤さんが後を継いだ2015年ごろから、豆腐の伝来の地である奈良で、奈良県産の大豆で豆腐をつくろうと挑戦を始めました。奈良の在来種であるものの、一般に流通していない大鉄砲大豆の存在を発見し、種探しをして収穫するまで、桜井市の鎌田ファームさんと二人三脚で取り組んできました。
“奈良の食の物語”を
届けたい
食材本来の魅力を引き出し、伝え広げる
「鹿珈(ロカ)」で提供する料理はコンセプトの通り、ローカルの食材を活かすことを当然大切にしています。そのうえで一番大切にしているのは食材本来の持つ魅力を引き出すことですね。実はわたし自身がもともと和食の料理人を30年以上続けてきた経験があるんです。だからこそ、低温調理やシンプルな味つけなど食材が本来持っている濃厚な味を引き出して、それを皆さんに提供したいと考えてメニュー開発や調理をしています。(料理長/庄村)
そして食材を活かすことや美味しいかどうかも重要ですが、最近は見た目の華やかさだったり、いわゆる“SNS映え”するかどうかということも考えながらアイディアを出しています。料理のビジュアルから興味を持っていただいて、自然と奈良のものを召し上がっていただけることも嬉しいですね!(店長/山下)